あなたはもやしが便秘解消にぴったりの食べ物だというのをご存知ですか?
食物繊維が豊富で、カロリーも低いため、ダイエットにも最適。
味にくせがなくて調理しやすいし、食べやすいし、値段も安くて続けやすい!
……そのはずなのに、もやしをたべてもたべても便秘が改善されるどころか、どんどんお腹に溜まって苦しくなっていく……。
なんで? 食物繊維ってお通じにいいんでしょ?
もやしって便秘にいいんじゃないの??
そんな疑問にこたえるべく、もやしの特性や調理方法について詳しく調査しました。
もやしは便秘解消に効果がある食べ物?
もやしの食物繊維が豊富であるというのは本当です。
100グラムあたり、2.2グラムの食物繊維が含まれています。
「え、じゃあやっぱりお腹が苦しくてもこのままもやしを食べ続ければ便秘が解消するの?」
と思われたかもしれませんが、そうとも言い切れないのです。
食物繊維には種類があります。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維はその名の通り水に溶けず、水分を取り込んで便のかさを増すことで、腸を刺激してお通じのサインを出してくれます。
水溶性食物繊維は水に溶け、便の水分量を増やして便を柔らかくしてくれる役割を持っています。
便秘を改善するには、この二つをバランスよくとる必要があるのですが……。
もやしは100グラムあたり不溶性食物繊維が1.9グラム、水溶性食物繊維が0.3グラムと、結構偏った食材なのです。
不溶性食物繊維をとりすぎると便がかたくなり、おなかが苦しくなります。
そう、便秘の原因は、便秘改善のためと思って食べていた、そのもやしにあるかもしれないのです!
もやしで便秘解消するときに気を付けたいこと
じゃあもやしって便秘解消に効果がないの? と聞かれれば、そんなことはありません。
ようはバランスです。
不溶性食物繊維と一緒に、水溶性の食物繊維もたくさん摂ればいいのです。
水溶性の食物繊維が豊富に含まれているのは、わかめやアボカド、オクラ、きのこ。
もやしばかりではなく、一緒に水溶性食物繊維が豊富な食材を摂ることが大事です!
また、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌は腸内環境を整えてくれますし、オリゴ糖は善玉菌の餌になり善玉菌を増やしてくれます。
いろんな栄養素をバランスよくとることで、お腹の調子もよくなるし、体の調子までよくなっていきますよ♪