便秘のとき、「お水をたくさん飲みましょう」って言われますよね。
特に朝、起きたときに一杯のお水を飲むと効果的、というのは有名です。
その言葉に従って、朝起きたときにすぐ冷たいお水を一杯、飲んでるのに……お通じが来ない。
お水をたくさん飲んでも来ない。おしっこになるだけ。
……本当にお水を飲むのって便秘にいいの?
それとも何か私が間違ってるの??
という疑問に答えます。
結論から言えば、お水を飲むのはお腹にいい!
けど、お腹を冷やすのはよくない! って感じです。
詳しく説明していきますね。
朝一番にお水を飲むのがおなかにいい理由
そもそも、なんで「朝一番」に「コップ一杯のお水」を飲むのが便秘にいいの?という疑問について。
一つ目は、寝ている間にたっぷり汗をかいて水分不足に陥った体に水分を補給してあげるため。
二つ目は、お腹に水を入れることで、お通じのスイッチを入れてあげるためです。
朝、空っぽになったお腹に水が入ると、胃が重たくなって腸を刺激します。
そして大腸のぜん動運動(中のものを移動させたりする運動のこと)が始まり、腸が動き出して自然に便意を感じることができる……という仕組みです。
お腹にいいのは実は「冷たい水」より「白湯」
じゃあやっぱりお水をたくさん飲むのがいいんだね!
と、朝冷蔵庫からミネラルウォーターを引っ張り出して飲んでる人はちょっと待ってください。
実はあなたに冷たいお水は逆効果かもしれません。
冷たいお水を一気に飲むと、内臓を冷やしてしまうことになります。
胃腸が冷えると活動が鈍くなり、便を出す力が弱ってしまいます。
万年冷え性だとか、冷たいものが大好きでいつも冷たいものを食べたり飲んだりしている……という人は要注意なのです。
お腹をあたためることで、胃腸の動きがよくなります。
実際、お白湯を飲むようになったらあっという間に便秘が改善されたという人もいます。
朝お水を飲んでもお通じが来ない、という方は、ひと手間かけてお白湯を飲むようにしてみてください。
「わざわざ朝、お水を温めて飲むのは面倒くさい……」という私のような(笑)人は、以下のことに気をつけてみてください。
- 冷たい水を一気に飲まない
- あたためるのではなく常温で飲む(夜、お水を外に出しておく)
- 冷たいお水を飲むなら、いったん口の中で温めて飲む
冷たいお水をごくごく飲むのは体が冷えて気持ちいいしおいしいですが、そこをぐっと我慢して飲んでみてくださいね!