便秘で苦しい。
お腹が張りすぎて、ご飯が食べられない。
こんなに苦しいのに、出ない。
便秘ってなに?
これは病院に行ったら治してもらえるの? どんな薬が貰えるの?
という疑問に答えてみたいと思います。
個人的な経験と参考文献に頼った部分が大きいので、そのことを念頭に置いてご覧ください。
便秘の定義について
まず、便秘の定義についてですが、どの本を読んでも「便秘を定義するのは難しい」と書いてあります。
一日出ないとお腹が張って苦しい人もいれば、三日ごとに出てすっきりしたなと感じる人もいる。
気にしすぎないことが大切。
とはいえ、明確に「お腹が苦しい」「出したいのに出ない」と自覚症状があるならば便秘だと思っていいのでしょう。
しかし、2週間も便秘が続くとか、お通じが来てもお腹が張って苦しいという症状が続くようなら、便秘以外の病気の可能性があるので、病院に行った方がいいです。
便秘で病院って何科?行くとどんな治療をしてもらえるの?
では、毎日便秘で苦しいので治療してくださいと病院に行った場合、どうなるのでしょうか。
っていうか便秘ってそもそも何科に行けばいいの? ということですが、近くに便秘外来があるのならば、そちらを受診することをオススメします。
名前の通り、便秘専門のお医者さんが診てくれるので安心です。
とはいえ、便秘外来は数が少なく、予約を入れようと思っても4年待ち(!)のところもあるのだとか。
4年後に見てもらっても意味ないじゃん!と思ってしまうのですが、どうなんでしょうね。
近くに便秘外来がない場合、胃腸科、もしくは消化器内科が選択肢に入ります。
ですが常に便秘で、便秘を治したいと思って受診する場合は、事前に確認を入れたほうがいいです。
胃腸科などは、胃腸に病気があって便秘になっている場合にはぴったりですが、特に病気があるわけではないけれど頑固な便秘で……という場合は精通しているお医者さんがいるかどうかわからないとのこと。
また、せっかく便秘で病院に行っても、下剤を処方されたりして『根本的な治療』を行ってくれるところは少ないのだそう。
まあ、ある意味生活習慣病のようなものなので、薬で治療するのは難しいといった背景もあるのかもしれません。
便秘の症状や病院についてまとめ
二週間便秘が続く、お腹の異常な痛みや張りがあるなら病院へ。
受診するなら便秘外来、胃腸科、消化器内科。症状によっては事前に確認を。
便秘外来以外は、常習性便秘の根本的な治療は難しい。
お腹が張って苦しいときは下剤を飲むのも致し方なし。
しかし下剤には依存性があるものもあり、頼りすぎると危険なため、適宜下剤に頼りつつ便秘にならない生活を心掛けてみてくださいね。
(参考文献:『ひどい便秘の治し方』/松生恒夫)