内容に軽く触れているので(あらすじにも満たない感じですが）、一切内容を知りたくない！という人はご注意を。
『読む便秘外来』の内容について
小林弘幸教授といえば、「金スマ」にも出演されていた有名な便秘外来の先生です。
日本で初めて便秘外来を作った先生であり、松本明子さんや伊藤かずえさん、春香クリスティーンさんの便秘を治療されていました。
超有名な便秘外来の先生が書いた便秘についての本『読む便秘外来』。
その中身ですが、基本的に一問一答形式で書かれており、非常に読みやすいつくりになっています。
「便秘外来」を開設し、多くの講演に出たり、患者さんを診たりしてきたなかで、実際に受けた質問について丁寧に答えてくれる、という形になっています。
そのため、本のなかでなされている質問は便秘になったら一度は疑問に思ってしまう些細な質問から「なぜ便秘になるの」といった根本的な質問まで網羅されています。
専門的な用語はほとんど使われておらず、どんどん読み進めていくことができますし、一問一答形式のため、「自分が疑問に思った質問の答えだけを読む」といったふうに読むことも可能です。
半面、ひとつの疑問に割かれているページ数は多くて3ページ、大体2ページ程度に抑えられているため、「もっと深く掘り下げて知りたい！」と専門性を求める人には物足りなさを感じると思います。
広く浅く便秘について知りたいならこの本、といった印象を受けました。
『読む便秘外来』についての感想
一番最初の感想は、正直に言うと、「なんかこれうさんくさいな」でした。
いや、「読む便秘外来」っていうタイトルだけならいいんですけど、「腸が健康になれば面白いほど人生がうまくいく」ですよ？
そんな自己啓発やパワーストーンじゃあるまいし大げさな……と思ってしまっても仕方ないじゃないですか。
ですが実際読み進めていくと、一問一答形式でさくさく読めますし、文章がわかりやすいのでどんどん頭に入ってきます。
あっという間に一冊読み終えてしまえましたし、知りたい答えも載っていたので満足です。
実際に質問されたことを答えたというだけあって、あまり他の便秘本には載ってないような質問も載ってました。
ただ、イラストが全くないので、腸マッサージやストレッチについて書かれていても、想像しづらいですね。
「便秘に効くマッサージが知りたい！」と思うなら、こちらの本はオススメしません。
あくまで「便秘についてちょっと悩んでて、それに関する本がないかな？」という『便秘ビギナー』さん(今私が考えました)向けの本かなと思います。
こんな人にオススメ
- 便秘について知りたい
- 専門用語が苦手
- 便秘についての疑問に答えてほしい
読みやすく、幅広い人にお勧めしやすい、便秘についての良書でした！
